<ロードバイク改造記録>
4.ツールド美ヶ原ヒルクライム対策


ついにオレも草ロードレースデビュー。
チョイスしたレースはヒルクライム系「ツールド美ヶ原」だ。
大山やヤビツ峠で練習した成果を発揮する日がやってきた。
ところが前哨戦のつもりで挑んだ和田峠(八王子)で惨敗。
今のオレには、やはりリア23Tはかなり重荷である事が判明した。
こりゃまずいって事で、何とか対策を練ってみるも、オレのレトロバイクでは・・。
絶望しかかっていたところ、思わぬところで安価なチューンアップ方法が見つかった。

1.スプロケット購入 イトイサイクル町田店へタイヤを買いに行ったところ、HG70スプロケットの7Speedがディスプレイされていた。ギアは13T-26T。25Tギアを欲していたオレにとって余りあるスペックだ。「これだっ!」って事で工具とともに衝動買い。約4500円の出費となった。
ちなみに写真はJR町田駅前の広場。
2.使用工具 今回使用した工具。
上から、ロックリング回し(シマノTL-LR15、約1000円)、モンキーレンチ、スプロケット外し(LIFU、約1000円)。ロックリング回しとスプロケット外しは新規購入。
3.スプロケット13T-23T 完成車に付属していたスプロケット。汚い。
この時代(10年前)はロー23Tがあたりまえだったのだろうか。ちなみに購入時についていたチェーンリングのインナーは42Tだったので、フロント42T、リア23Tがもっとも軽いギアだった。キツいだろ、そりゃ。
4.ロックリング回し工具の装着 スプロケットにロックリング回し工具を取りつける。ただはめるだけ。
5.旧スプロケットの取り外し スプロケット外しのチェーンをスプロケットに絡ませる。こうすることで、スプロケットの空回りを防ぐ。スプロケット外しはこのためだけにある工具なわけで、手の皮が思いきり厚いヒトは素手でスプロケットを固定するのにチャレンジしてみよう。(冗談すよ)
この後、ロックリング回しをモンキーレンチで反時計回りにぐりっと回す。(両手がふさがってるんで写真無し)ところが、最初の10数回のトライにスプロケットくんはびくともしない。
ペダルが外れなかった痛い思い出が頭をよぎる中、「チャーシューメンッ」と両手に力を込めた渾身の一撃に、スプロケットくんは「ガリッ」と音をあげてくれた。コツは「回す方の右手だけでなく、固定する左手にもしっかり力を込めること」だ。
6.新旧スプロケット 左が13T-23Tの旧スプロケット。右が13T-26Tの新品スプロケット。構造がまったく同じなので、旧スプロケットもHG70グレードだったようだ。ローギアの歯数が多くなっただけで、ずいぶん見栄えも違うものだ。
トップギア以外はピンで一体化(カセット)されており、4mmスパナが無いと分解できない。カセット部したに写っているばらばらのリングは、左から、ロックリング、トップギア(13T)、トップギアスペーサ。
7.リアハブ 今までスプロケットに覆われていたリアハブ取りつけ部。オイルやら何やらの汚れで小汚い。
当然、これを機に洗浄。
8.新スプロケットの装着 リアハブに新スプロケットを装着する。カセット部(15T〜26T)、スペーサ、トップギア(13T)、ロックリングの順に取りつける。
リアハブの溝に合わせて入れれば簡単。
9.ロックリングの固定 再びロックリング回しを装着し、モンキーレンチで固定する。外すときと違い、スプロケットが空回りしないので、スプロケット外し工具は必要ない。
苦しかった外し作業と比べると、拍子抜けするほど簡単。
10.完成 マイバイクに装着して完成。
特に調整しなくても、スムーズにシフトした。


それでもって、肝心なヒルクライム効果はというと・・・、うーん、実はあまり恩恵を感じていない。
ホームコースの峠をいくつか走ってみたが、辛くなるポイントは23Tの時と変わらない。
10%くらいの坂だとちょっと楽に感じる気はするのだが。うーむ、無駄な投資だったのだろうか?
考えてみるに、10%を超える激坂は、スペックうんぬんではなく気合の問題ではないかと思う。
美ヶ原はこのまま行こうと思うが、そのうちもとに戻すかもー。ちゃんちゃん。

購入リスト
番号 パーツ名 商品名 金額 購入ショップ
1 スプロケット シマノ CS-HG70-7s
13-26T
2,500 イトイサイクル(町田市)
2 ロックリング抜き シマノ TL-LR15 1,000 イトイサイクル(町田市)
3 スプロケット外し LIFU 1,000 イトイサイクル(町田市)
合計(税抜) 4,500


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