＜ロードバイク改造記録＞
５．９Speed化計画

オレの愛車、レイダックは平成５年に購入した年代モノ。
長らく眠っている間にロードバイクのトレンドは劇的な変化を遂げていた。
フレーム素材はクロモリからアルミ主体へ、ペダルはクリップからビンディングへ、
そしてスプロケットは７Ｓｐｅｅｄから９Ｓｐｅｅｄへ・・・。
この７Ｓｐｅｅｄから脱却しない限り、これ以上のバイクのアップグレードは困難だ。
という訳でオレは一大決心、バイクの大改造を試みる事にした。

１．ＢＢの取り外し その１		９Ｓｐｅｅｄ化を前に、まずはボトムブラケット（ＢＢ）の交換を試みる事にした。これをやっておかないと、軸長が合わなくて大失敗する可能性がある。 ところが、マイチャリのＢＢは現在主流のシールド式じゃないので、手持ちの工具では外せない事が判明。地元の自転車屋さん、「サイクルハウスＤＯＮＫＥＹ」さんに持っていって外してもらう事にした。 ちなみに指でＢＢを回してみると、ゴリゴリした玉当たり感覚。
２．ＢＢの取り外し その２		ＢＢはドンキーさんのご尽力により見事に取り外す事ができた。工賃はわずか６３０円（税込）。このタイプのＢＢは外すのに工具が３つも必要なので、シールド式に交換するならショップに頼んだほうがはるかに安く済む。 写真上：ちょっと暗いが外した後のフレーム。 写真下：取り外したＢＢの分解写真。グリスはどろどろ。
３．ＢＢの交換		旧ＢＢと、新ＢＢの比較。 軸長は、旧が１１３ミリ、新が１１０ミリとなっている。 新ＢＢの装着は借り物工具でイッパツだ。 写真上：上が旧ＢＢ、下が新ＢＢ 写真下：左がＢＢ抜き工具、右はクランク抜き工具
４．パーツ集め その１ 　　「ＳＴＩレバー」		会社の自転車仲間の協力で、いくつかの９Ｓｐｅｅｄ化のパーツを提供してもらった。 まずは高価なＳＴＩレバー。TIAGRAグレードのものを３０００円で中古購入。
５．パーツ集め その２ 　　「カセットスプロケット」		９Ｓｐｅｅｄの主役、リアのスプロケット。 １２−２３Ｔのものをタダでもらった。これもTIAGRAグレードのHG50。
６．パーツ集め その３ 　　「ホイール」		盲点だが、ホイールも交換しなければならない。なぜならハブ幅が異なるため、スプロケットが装着できないからだ。 思い切って、以前から狙っていたＡＲＡＹＡ ＡＤＸ−１リムをアルテグラハブで組んでもらった。ホイール組みは、雑誌などで評判の通販ショップ、ワールドサイクルに頼んだ。 あたりまえだが、こいつが最もカネのかかるパーツとなり、２７，２２７円を消費、今回のグレードアップ企画の目玉となる。９Ｓｐｅｅｄ化とともに、オレの自転車も劇的なパフォーマンスアップを遂げることになるか！？ 写真上：開封したばかりのホイール 写真中：リムにはシンプルにＡＤＸ−１のロゴが一箇所のみ 写真下：輝くアルテグラハブ、オレのチャリパーツで最高グレード
７．パーツ集め その４ 　　「フロントディレーラー」		フロントディレーラーは現在装着しているＲＸ−１００がそのまま９Ｓｐｅｅｄで使えるかどうか不明だったが、この際だから交換することにした。 オレの好きなシマノ１０５グレードのものをホイールと一緒にワールドサイクルで通販購入。２，９００円
８．パーツ集め その５ 　　「リアディレーラー」		リアディレーラーは当然交換が必要。 フロントと同じく１０５グレードを通販購入。４，０６０円
９．パーツ集め その６ 　　「チェーン」		チェーンも９Ｓｐｅｅｄ用ナローチェーンに交換。 チェーンはとても重要だが、何故かどのグレードを買っても商品の良悪にほとんど差がないらしい。 カネをかけても仕方がないパーツだが、何となく１０５グレードを購入。同じく通販で１，５８０円。
１０．パーツ集め その７ 　　「アウターストッパー」		シフターをダブルレバーからＳＴＩレバーへ変更するため、このパーツが必要となる。 最近の完成車はＳＴＩ標準装備がほとんどなので、これを単体購入する人はほとんどいないだろう。通販購入で５８０円。 リアのワイヤテンションを簡単に変更できるモデルもあるが、別に何でもいいので廉価版で済ました。
１１．パーツ集め その８ 　　「ワイヤ類」		シフトワイヤは大幅に長くなるので、新規購入が必要。ついでにブレーキワイヤも交換して、さわやかなホワイトカラーにしてみる。
１２．パーツ集め 番外編 　　「チューブラーテープ」		せっかくホイールを新しくするのだからキレイに使いたい。リムセメントで汚す前に、評判のチューブラーテープを使ってみる事にした。 ネットでの評判を見るかぎり、相当なスグレものようだが、果たして・・。３，４７０円。
１３．パーツ集め 番外編 　　「ハンドル」		これはまったく予定外だったが、会社知人が余っているハンドルをタダで譲ってくれると言うので、これを機に交換することにした。 ＳＴＩに最適化されているというアナトミックタイプのハンドル。日東のもの。幅はたぶん４２０ｍｍくらい。

約４０，０００円のカネを使ってようやく９Ｓｐｅｅｄ化パーツ集めが完了した。
だが、自転車のパフォーマンスアップが期待できるとするとホイールくらいか？
ＳＴＩ化したことで、かえって車重が重くなる可能性も・・・。
不安を抱えながら、パーツを組みあげる作業に着手した。

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