富士吉田火祭りロードレース

■開催地

山梨県富士吉田市 富士北麓公園

■種目

5Km、10Km、20Km

いちばん人気があるのは10Km。

■開催時期

8月末

■参加賞 ☆☆☆

Tシャツ(開催年によって差あり。そこそこいいデザインの年もある。)

■参加費 ☆☆☆

3500円

■交通の便 ☆☆☆

 車でのアクセスなら、7:30くらいまでに会場入りすれば競技場となりの駐車場へ留められます。8:00くらいまでならどこかの駐車場が空いているかも。9:00を過ぎると留めるところが無くて途方にくれる可能性あり。早めに来て車の中で仮眠をとったほうが得策だと思います。

■大会の特徴

 8月に開催するのでとにかく暑い。富士山麓といえども、30度近くになることを覚悟していく必要があります。しかし、シーズンの開幕を告げる大会と言えるので、私は好んで参加しています。
 暑く、アップダウンが激しい過酷な大会のため、ランニング通には「血祭りマラソン」「死祭りマラソン」の愛称で呼ばれているとか?

■コース ☆☆

 10Kmはクロカンコースと言っていいほど過酷。前半は上り、後半は下りと、中間地点を境にして急激にレースの性格が変わります。
 得に1キロ〜4キロ地点は山道(?)を走るため、上っているは足はとられるはで、かなりきついです。しかもこの区間は道幅が狭く、ヒトが3人くらい横並びになるといっぱいなので、追い抜きが難しい。記録を狙うヒトは最初の1キロで好ポジションをキープして山道へ入りましょう。

■スタート ☆☆☆

 20Km、10Km、5Kmの順に、10分間隔でスタートしていきます。15分くらい前に並べば、かなり前のほうのポジションをキープできます。

■エイドステーション ☆☆☆

 給水場は3個所。すべて水です。最初の5キロは給水所が無いので、折り返し地点の給水所はまさにオアシス。上りと暑さで疲れた体を癒すためにGet必須。

■大会レポート

[2000/8/27 第20回大会レポート]
 この大会の前に、私は強い決意とともに減量を行った。きっかけは雑誌「Number」に記載されていたシドニーオリンピック代表、川嶋選手のレポート記事を読んだことから。旭化成入社後、記録が停滞していた川嶋選手は、5キロの減量を行った後に記録が伸び始めたという。6月時点で73キロあり、よろしく肥えていた私は、「富士吉田マラソンまでに66キロまで落とす」事を決意した。3食ちゃんと食べ、逆ピラミッド型の食生活を心がけた結果、大会前日に目標体重に到達することができた。やりゃーできるもんだ。あんまりげっそりしていても走れるもんじゃないので、前日はしっかり食事を取り、67キロくらいで当日を迎えた。
 参加するたびに思うが、この大会はかなり特殊だ。10キロにエントリーしたが、自己ベストを狙うつもりなんて毛頭無い。暑さとアップダウンでそれどころじゃないからだ。この大会で自己ベストが出たなんてランナーはほとんどいないはずだ。(そうでしょう?)
 当日は快晴。競技会の発表では29度の気温だったそうだ。確かに立っているだけでもじっとりと汗が出てくる。今回の大会にスター「にしきのあきらが」来ていた。退屈な開会式の中で、スピーチがひときわおもしろい。さすが芸能人だ。
 今回で4度目のエントリーとなる私はさすがに慣れたもの。上りの山道で追い抜きが困難なことを想定し、早めに並んでスタート後の好ポジションキープを心がけた。
 それでもって、スタート。前のほうに並びすぎたせいか、周りのスピードとボディーコンタクトが激しい。ガシガシ当たって、マジかよーってかんじ。スタート後はそこそこの上りが続くが、周りのヤツらはものすごいスピードで駆け上がっていく。こんなんで最後まで持つのかよって思いながら、私は自重してマイペース。
 そしてこの大会最大の特徴である山道の上りへ。やっぱりきつい。地盤が不安定なため、足をとられて余計な疲れを感じる。やっぱりトレイルランニングシューズにしとけば良かったかなーなんて思いながら地道に上りつづける。この辺で、早くも前半飛ばしすぎランナーの歩いている姿がちらほら。まー気持ちはわかる。
 やっべー、もうへとへとだぜーと感じた頃にアスファルト道路に出る。ありがとうアスファルト、なんて走りやすいんだ。そしてこの頃、早くも折り返しランナーとすれ違う。猛烈なスピードだ。こいつら、ホントに山道を上って来たんか?自らも折り返すといきなり下りのコースへ変身。あとは転がり落ちていくだけだ。ちらと時計を見ると24分代のタイム。なかなかいい。
 上ってきたぶん下るわけだから、下りも強烈だ。たまに感じるのだが、上りが得意なランナー、下りが得意なランナーというのがいるようだ。いきなりスピードアップしたヤツらがどんどん先へ行く。また、相対的にずるずると下がっていくランナーもいる。この辺はアマチュアランナーならではの特色か?おいら的には減量した成果がでているせいか、後半も足が出る。1キロ3分代のラップを刻みながらゴールを目指す。
 ラストは競技場のトラック。「行ったるかー」とラストスパートをかけようとした瞬間にオエッと嘔吐しそうになる。やっべー無理しすぎたかーと感じて自重してゴールイン。タイムは43分台で、やっぱり減量したのが良かったか、この大会の自己ベストを3分以上更新。
 のどがいやに乾いたので、あらかじめ買っておいたアクエリアスを飲む。競技場に放っておいたためか、アツくなっている。アツいアクエリアスは初めて飲んだが、まずかった。一口飲んで捨てる。
 この大会のスポンサーのひとつが、私の勤務先の親会社で、当日はかき氷を無料サービスしていた。かき氷をもらうついでに名乗ろうと思ったが、かき氷屋が盛況であまりにいそがしそうだったのでやめた。ほてった体にかき氷はあまりに冷たかったが、やっぱりおいしかった。
 

■大会記録

[1997年 第17回大会 10Km]
グロスタイム 46分57秒
順位 166位

[2000年 第20回大会 10Km]
グロスタイム 43分33秒
種目順位 84位/405人
総合順位 175位/1509人


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