山中湖ロードレース

開催地

山梨県南都留郡山中湖村 山中湖畔

種目

山中湖1周 14.3Km、ハーフマラソン 21.0975Km

 1周は中途半端な距離ですがこちらの方が人気が有り、ハーフの倍くらいの出場者数になります。

開催時期

5月末

参加賞 ☆☆

Tシャツ(ダサイ、数年に1度しかデザイン変更無し)

参加費 ☆☆☆

3500円

交通の便 ☆☆

 私は車でのアクセスしか経験がありません。少なくとも2時間前には会場入りしないと駐車場を求めてさまよう事になります。できれば山中湖周辺にある宿をとって前泊するのが良いでしょう。東京から出ているマラソンバスを利用する手もあるようです。

コース ☆☆☆☆

 山中湖畔を走ります。景色はサイコー(富士山を眺めながら走る!)で、とても気持ちの良いコースです。このあたりも人気があるゆえんでしょう。
 ハーフマラソンは14Km地点まで山中湖1周コースと同じですが、そのあと7キロの折り返しコースを走ります。山中湖1周の選手がゴールしているのを横目で見ながらさらに走りつづけるわけですから、精神的につらいです。折り返しコースはスタート直後と同じコースですが、疲れた体には同じコースとは思えないほどアップダウンを感じます。
 ママの森と呼ばれる6キロ地点からきつい登りが2キロくらい続きます。登りが苦手なヒトにはかなり苦しく感じるでしょう。

スタート ☆

 山中湖1周のスタートは大渋滞です。一応、目標タイムごとに並ぶようにプラカードは出ていますが、まったく守られていないようです。タイムを狙うヒトは、とにかく早く(40分以上前から)スタート地点に並んで前の方のポジションをキープする事が必要です。
 ハーフマラソンは1周に比べるとまだましです。山中湖1周のスタート(30分前)から会場の中学校の校門前で待ち構えていればなかなかいいポジションでスタートできます。スタート地点まで50秒程度、湖畔道路へ出てしまえば、そこそこ自分のペースで走れます。

沿道の応援 ☆☆☆

 12キロすぎの商店街へ入ってからがにぎやかです。毎年、11キロ地点に野球少年達が来てくれていて、歓声をあげながらハンドタッチを求めてくれます。これにはすごく励まされ、もうちょっと頑張ろうという気にさせてくれます。

エイドステーション ☆☆☆

 給水場は4個所にあり。水と大会スポンサーのスポーツドリンクが置いてあります。

大会の特色

 山中湖1周はファンランのヒトがとても多く参加され、お祭り色を大変強く感じます。
 会場のショップも充実しており、値崩れしたシューズやウェアをGetするチャンスです。

大会レポート

[1999/5/30 第19回大会レポート]
 湖に到着したのは前日の16:00頃、軽く湖畔を走る事にしました。湖の周りはランナーがいっぱい。前日からすでに緊張感が沸いてきます。大会会場もランナーがいっぱい。これで前日なの?と思うくらいのヒトでにぎわっていました。皆、前泊するヒト達なのでしょうか?味の素のブースでアミノバイタル14本入りを購入し、おまけでTシャツをもらいました。ラッキー!
 毎年そうですがこの大会(だけ)には私の会社の人間がいっぱい出場するので、前日は近くにとった宿で大宴会になります。今年も明け方まで大騒ぎ。とても翌日走る人間のやることではありません。私はAM2:00頃に宴会をエスケープしておやすみなさいでした。
 当日は快晴、ちょっと暑すぎるんじゃないのと思うくらいのいい天気。スタート1時間くらい前に会場入りしてランニング仲間(そう快ねっとRC)とコンタクトを取りました。みんなハーフに出場するとの事ですが、やはりまじめに練習しているヒトはこっちの種目を選択するのでしょうか?スタート地点には15分くらい前にむかいましたが、すでにヒトがびっしり。なんとか目標タイム1時間〜1時間15分のところに並び、いよいよスタート!1昨年は西村知美ちゃんがスタート地点で手を振ってくれたのですが、今年はスポンサーが変わったせいかいなかったようです(残念)。
 スタートは例年通りの大渋滞で、スタートラインをまたぐまでに3分以上かかりました。最後尾からスタートした会社のメンバーは8分かかったとのこと。まぁネットタイムを測定してくれるからいいや、と気を取り直して湖畔道路へ。しかし、その後も例年通りのものすごい人波!自分のペースでまったく走れません。それでも迷惑にならないように道路の端の方を走りながらペースアップを試みます。5キロは26分16秒のラップで通過、スタートのロスを考えるとまあこんなものでしょう。
 5キロを過ぎるとヒト波もちょっとましになってきます。ママの森の登りも無難に乗り切り、湖畔のサイクリングコースへ。この辺がいちばん暑さを感じるところですが、さわやかな風のおかげでそれほどでもありません。5〜10キロのラップは22分05秒、登りを考えるとまずまずです。
 多少余裕があったのでラスト4.3キロはペースアップ。さらにラスト1キロはスパートしようと考えていたのですが、残り1キロの看板を見逃してしまったらしく、気づいたらゴールは目の前。あれあれ?と拍子抜けしながらゴールインしました。10〜14.3Kmのラップは17分57秒でした。
 コース的にはとても気持ちよく走れるこの大会ですが、やはりスタートの大渋滞にはうんざり。来年もお祭りだと割り切って1周に出るか、ハーフへ種目変更するか、とても悩むところです。

[2000/5/28 第20回大会レポート]
 病からようやく復帰、6ヶ月ぶりのレースの参加になりました。練習不足なのは間違いありませんが、大会1週間前の20キロ走ではそこそこ走れたので、「まーまー行けるでしょう」と内心では楽観視していました。
 この大会ではモチベーションを維持するために、いっしょにハーフへ参加する友人2名と3枚ほどにぎっていました。(万じゃないっすよ)友人Oは青梅マラソンサブツーランナー。友人Yは高校駅伝のレギュラー。はっきり言って無謀な賭けですがふたりとも練習不足だったので内心「勝算あり」と思っていました。スピードでは絶対にかなわないので、私の作戦は「ふたりとも昔の感覚で飛び出すはず。マイペースで走って残り5キロで逆転。」です。
 例によって前日に会場入り。そして例によって大会前日の大宴会。天気予報によると大会当日は大雨でしたが、大外れ。当日は素晴らしい天候に。
 ハーフ参加は初めてでしたが、渋滞を予想して30分前から列に並びます。30分も並んでいるとさすがにスタートまでが長い。
 ようやくスタート。スタート地点までは40〜50秒くらい。1周に比べると人波も緩く、まーまー走れます。序盤は友人Oを視界に置いて走る作戦でしたが、は・・速い。まったくついていけず、1キロ地点で友人Oは遥か視界の外へ去っていきました。さようなら。
 5キロ地点のラップは23分台。まずまずですが、体はかなり苦しい。「こりゃー無理しすぎだ、完走できなくなる。」と自重し、ややペースダウン。8キロ地点の上りは、1周コースの勝負どころにしていましたが、今日はハーフ。先は長い。ということでマイペースで乗り切ります。
 10キロ地点通過は47分台。体はやや復調して、呼吸も楽になりましたが「無理するな、マイペースマイペース。勝負は終盤。」と自分に言い聞かせます。このあたりで1周に参加していた後輩たちに追いつきます。「Oさん、ちょっと前に通過しましたよー。」と情報が入ります。あれだけのスピードで走り去っていったにもかかわらず、ちょっとしか差がついていないとは。「友人Oもばててるに違いない、作戦どおり。」と内心ほくそえみます。このあたりから、1周のランナーとハーフのランナーがごちゃまぜになり、やや混雑気味になります。でもまー、走りに影響を与えるほどじゃありません。
 14キロ地点で1周のランナーがゴールするのを横目でみながら折り返しコースへ。予想はしていましたが、この光景は辛い。「俺たちゃーまだ7キロもあるんだぜー」と誰もが感じるでしょう。ランナーの数もぐっと減ってさみしい。このあたりから左ふくらはぎにちょっと違和感を覚えます。
 そして15キロ地点くらいだったでしょうか。左のふくらはぎがピーンと攣って「あ、いてててぇー!」ってな感じで一時停止。あしの曲げ伸ばしをやってちょっと回復しますが、今にも攣りそう。再び走り始めますが、攣る→走るの繰り返し。この時点で私の作戦は音を立てて崩れ去りました。ガラガラー。 いったん止まってしまうと、もうおしまい。ニッカド電池のように急激にスタミナ切れを感じ、ガクーッとペースも落ちていきました。
 のたのた走っていると17キロ地点で折り返してくるランナーが見えます。友人Y、友人Oの順に通過。ふたりともつらそうで、思ったより私と差が離れていません。「ちくしょー、作戦大成功だったかもしれないのにー」と思いますが、後の祭。もう追いかける気力も体力もありません。
 結局、ラスト3キロは何分かかったのだろう。「グロッキー、グロッキー。」とつぶやきながらゴールイン。もうへとへと。ただで配っていたアミノバイタルウォーターと天然水をがぶ飲みして翌日はゲリゲリー。ほろ苦い復帰戦は終了したのでした。
 

大会記録

[1992年 第12回大会 山中湖1周14.3Km]
グロスタイム 1時間11分45秒

[1995年 第15回大会 山中湖1周14.3Km]
グロスタイム 1時間06分15秒

[1996年 第16回大会 山中湖1周14.3Km]

[1997年 第17回大会 山中湖1周14.3Km]

[1999年 第19回大会 山中湖1周14.3Km]
グロスタイム 1時間06分19秒
ネットタイム 1時間03分01秒

[2000年 第20回大会 ハーフマラソン]
グロスタイム 
ネットタイム 


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