<ロードバイク改造記録>
7.ブレーキレバーが遠いんだよ


峠の下りを、下ハン握ってさっそうと下りてくるローディ達。
かっこいいから真似したいのだが、なかなか恐くてできない。
ドロップポジションに慣れていないという事もあるが、一番の要因はブレーキレバーが遠く感じる事だ。
とっさにブレーキングしづらいもんだから、危なくてしょうがない。
という事で、この欠点を克服できないものか、検証&調整してみる事にした。

1.マイバイクハンドル周り オレのバイクはブリヂストンANCHOR RCS7。
ハンドルは日東のNeat184STI−80。
STIはシマノのティアグラ9Speed。

フレームに比べてSTIのグレードが低いが、こういう欠点を残しておくと言い訳がしやすい。
2.ブレーキスペーサー
世には便利なものがあるもので、スペシャライズドからブレーキスペーサーなるものが発売されている。800円くらい。(写真上)
これをブレーキレバー上部に両面テープで貼りつけると、ちょっとブレーキを引いた状態になり、レバーが近く感じる訳だ。

ならこれをつければ良いと思うかもしれないが、それじゃつまらないので、今回はゴムシートを使って実験してみる事にした。(写真下)
厚さ2ミリのゴムを2枚使ってみる。
3.ドロップポジション ドロップポジションを握ってみるとこんな感じ。
4.指の届き具合の比較
ノーマル状態(写真上)とゴムシートを挟んだ状態(写真下)の比較。

微妙な差だが、持った感じはかなり違う。
ゴムシートを使用すると中指の第一間接がしっかりとレバーにかかる。

ノーマル状態だと、しっかりブレーキングする時は握り直さなければならない。
5.STIレバー取り付け位置変更
ゴムシートで一件落着かもしれないが、それじゃつまらないので、STIレバーの取り付け位置を変更してみる。

ノーマル状態(写真上)から、ずりずりっと位置を下げてみた(写真下)。


なんとなくレバーが寄ってきた感じ。
6.4つのポジションで比較


4つのポジションでレバーの位置を比較。

上から順に・・・

@ノーマル状態
Aゴムシート
BSTI下ずらし
CSTI下ずらし+ゴムシート

どんどんレバーが寄ってきているのが分かる。

ちなみに、実験では左ハンドルだけSTI下ずらしをやったが、画像を反転させて比較しやすくしている。
7.定規で距離を測って比較


本当に近くなったのかを、定規で測って比較してみた。

測り方が難しいが、ハンドルドロップ位置の中央から、ブレーキレバーの一番近い位置までの距離を測定した。

@ノーマル状態 102mm
Aゴムシート 96mm
BSTI下ずらし 94mm
CSTI下ずらし+ゴムシート 88mm

という事で、ゴムシートによって6mm、STIずらしによって8mmずれる事が分かった。


結論としては、ゴムシートもSTI位置ずらしも効果がある。

今回のSTI位置ずらしはやや大げさにやったので、日東ドロップバーの特徴である、バーとブラケットの一体感が損なわれた。
なので、標準ポジションからちょっとだけ下にずらして、ゴムシートを併用するのが良かろう。
8mm〜10mmくらい近くなれば劇的にブレーキングしやすくなるに違いない。

あと、考察としては、Neat184−STIはドロップの角度が鋭角なのに、標準取り付け位置だとレバーは真下に伸びる感じだ。
ゆえに、ブレーキするときはかなり指を上目に持ってくる必要がある。この辺がレバーが遠いと感じるゆえんであろう。
角度が大きいNeat194を使えば、ここまで遠く感じる事は無いに違いない。

近日中に、ゴムシートを加工してスペーサーを作り、峠を下ってみるつもりだ。
乗った感じをまたれぽーとするので、乞う期待。


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